ファッションと私達 Topic by『SHEIN』

 若者を中心に、現在注目されているファストファッションブランド『SHEIN』。150以上の国と地域で展開し、安いだけじゃなく、デザイン性も十分にあることから、インフルエンサー等での宣伝を武器に、急成長を遂げています。

 そんなSHEINが、11月15日に労働問題における報道で世間を騒つかせました。

SNSでは、このような商品のタグに、労働者の過酷な環境で働かされていることを訴えるようなメッセージを印字している写真が出回っています。

SNSでもこのような声と情報が出回っています。

“SHEINがウイグル人に1日18時間強制

“労働させて一着6円で作らせ、休日は月1、髪さえ洗う時間無いので昼休みに洗髪で月たった数万円の超低賃金”


“1回ミスっただけで日給の3分の2の罰金で、インフルエンサーに宣伝させて売ってるから激安と知る”


“今まで買ったことなかったけど、今後も絶対買わない...”


“SHEINの商品が臭い時があるみたいで、※のメディアが製造現場に潜入取材したら、ウイグル人が床に敷き詰まって寝てるし、お風呂に入る時間もないやばめな衛生環境だったようで..”


“他のブランドもひどい労働環境の所ありうる業界だとは思いますが、流石にウイグル人を強制労働はやばすぎるなと...”


といったように、SHEINの安さの理由を知った人は驚きと、今後は購入しないなどの意見が多く挙がっていた。


しかし、私は調べている中で、こんな意見も見ました。


“化粧品や洋服の意外にもクオリティー高い商品が何故こんなに安いんだろう?と思いながらも、少ない小遣いの中で欲しいものを手に入れたい中高生にとっては、経済的には有難いお店なんですよね。真実かどうか確かな情報があれば一応こういう背景がある安さなんだよとは伝えて、あとの選択肢は自分自身で決めることだと思います。”


“SHEINに限った話ではないと思います。aliexpressとかの中華ECモールで売られているものも価格品質ともに似たようなものだし、Amazonとかでも中華ショップの激安商品はよく見かけます。いくら中国産で中華ショップ直売であっても安すぎるのでどうなってるんだろうと思いつつ裏にはこういう過酷な労働環境がありそうだと多少予想はしてました。しかし、実態は想像以上に酷いものですね。

SHEINだけ調査しても別会社が運営する同じような工場が大量にあるはずなので、残念ながら簡単には解決できないと思います。”


確かに、今回はSHEINが注目されただけであり、大手通販サイトでは無名のブランドが破格の安さで販売している洋服や小物は少なくありません。

この問題に対して私は、悪い形で製造者、作り手と消費者、顧客が繋がってしまったなと思いました。

ファッションにおける消費の価値観として、自分を着飾るアイテム、寒さを凌ぐもの、快適に過ごせる着心地の良いものなど、消費者だけにフォーカスが入ってしまう傾向から、洋服とその作り手にフォーカスされることはあまりありません。

しかし、作り手がどういう意味でこれを作ったのか、あるいはどうやって作っているのかを知ることで、自然と私たち消費者を繋いでいる洋服に目がいきませんか?

洋服に目がいくとで、ある程度それをどう着るか、どう扱うかの価値観が変わっていくかもしれません。


みなさんは「SHEIN」の商品を持っていますか?


今回、流行によって沢山の消費者の手に渡ってから明らかになってしまったニュースですが、果たして安さとは正義なのか、私たち消費者はファッションとどう向き合うべきなのか、これからも考え続けていきましょう。

Not New

『Not New - ノット ニュー -』はタイムレスに支持されるブランド古着、そして洋服にまつわる歴史と当時の文化から紐解き、スロー・ファッションを推進していくメディアです。 主に古着の紹介、ブランドの紹介から、オーナーが体験したファッションに関すること、 古着屋巡りをレポートにし、記事として投稿していきます。

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